ダイレクトワン審査や返済方法の特徴を他社と比較して解説！

ダイレクトワンはスルガ銀行グループの「ダイレクトワン株式会社」が取り扱っているカードローンであり、静岡県を中心に15店舗を展開しているカードローンです。

スルガ銀行グループという事で銀行カードローンだと思われている方も多いですが、貸金業者の「ダイレクトワン株式会社」が取り扱っており、消費者金融です。

世間的な位置づけとしては中小の消費者金融という印象を持たれている方も多く、新生銀行グループのノーローンと並び知名度も高いのが特徴です。

ローン専用カードを利用してATMから借入や返済を行うこともできる為、実際に利用してみると大手消費者金融とほとんど変わりありません。

貸付条件等を比較しても実質年率や利用限度額など、大手消費者金融と変わらないサービスを行っているように思えますが、急ぎで融資をしてもらいたい場合は店頭窓口での契約が必要など異なる点が多い為、本記事ではダイレクトワンの利用前に知っておきたい様々な情報をまとめました。

ダイレクトワンはどんな人が利用できる？

ダイレクトワンは誰でも利用できるわけではありません。以下の条件に該当する方が利用できます。

• 20歳～69歳までの方
• 安定した収入がある人

安定した収入の概念は正社員や公務員の方であっても、パートやアルバイトをしている、契約社員、期間工といった方も対象となります。

またダイレクトワンの場合、年金受給者は安定した収入があるとみなすため、職に就いていなくても利用することができます。

ただし、専業主婦の場合は申し込み条件に該当しないため、利用することはできません（ダイレクトワンでは配偶者貸付も利用できません）。

学生の場合、20歳以上であること、アルバイトをしている方であれば申し込みすることは可能です。

これらの条件に該当する方は以下の貸付条件の元、契約を行うことが出来ます。

ダイレクトワンのスペックを見ても実質年率や利用限度額など大手の消費者金融と変わりはありません。

また10万円借りた時の最低返済額を比較しても変わりません。

本人確認書類は「犯罪による収益の移転防止に関する法律」の観点から2点の提出が必要となるため、運転免許証をお持ちの方でも、もう一点の本人確認資料が必要です。

ダイレクトワンの貸付条件を他社と比較

基本的に、大手消費者金融と比較してもほとんど変わらない貸付条件です。

いい方をすれば遜色なく利用できるという点。悪く言えばダイレクトワンだけの強みがないと言えます。

ただし、急ぎで融資を希望されている方は店頭窓口でカード発行をしてもらう必要があるため、WEBのみで申し込みから融資までしてほしい方にとっては不向きなカードローンです。

ダイレクトワンの無利息期間について

ダイレクトワンを初めて利用する場合、初回お借入れ日の翌日から55日間の無利息期間があります。

大手の消費者金融は30日間の無利息期間としているところが多いため、55日間という期間は大手消費者金融と比べても見劣りしません。

むしろ大手消費者金融を利用しようと考えている方でも、無利息期間が長い方がいいと考えている人は、ダイレクトワンの利用を考えてみるべきでしょう。

ダイレクトワンの申し込み方法について

ダイレクトワンの申し込み方法は3つ。

• WEB（スマートフォン・PC）
• 電話
• 店頭窓口

大手の消費者金融と同じく、WEB上で契約まで完了させることができます。

ただし、他社と違い、インターネット申し込みからは申し込みした日に借りられる即日融資に対応しておらず、店頭窓口に出向く必要があります。

お住まいの近くにダイレクトワンの店舗がある方以外、お急ぎの方には不向きです。

他社を利用される方が早く融資を受けることができる可能性があります。

ダイレクトワンの審査について

ダイレクトワンの審査は申し込み後に行われ、申し込み時に入力した情報をもとに融資の可否を判断していきます。

審査における情報で重要視していると考えられる項目は入力する情報、全てです。

• 今回お申込みに至ったきっかけ
• お名前
• 生年月日（半角数字）
• 性別
• ご住所（ご自宅）
• お電話番号
• ご勤務先について
• ダイレクトワンカードについて
• Eメールアドレス／審査連絡用パスワード

これらの情報をもとに信用情報機関のデータも参照しながら、審査が進められていきます。

入力項目は全て正確に、虚偽なく入力していく必要がありますが、入力時に気にしてほしいのが「ダイレクトワンカードについて」の項目にある「使い道」です。

ダイレクトワンで借りたお金の使い道はどうするのか？いくつかの選択項目が用意されていますが、該当する項目がなかった時には「その他」を選び、使い道を入力する必要があります。

注意点として、この「その他」の項目を選んだ際、何に使うのかを入力する必要がありますが、ネガティブな使い道と判断される例としては、ギャンブルに使いたいといった入力はしないほうが審査落ちするリスクは減らせます。

嘘の内容を入力することは勧めませんが、使い道の項目だけは「交際費」差しさわりのない内容にしておくほうが良いでしょう。

ダイレクトワンの審査基準について

ダイレクトワンの審査基準は公表されていませんが、申し込み条件にもある「安定した収入」があるのか？は重要となります。

安定した収入とは正社員だけでなくアルバイトなども含まれ、申し込み時に入力した勤務先で働いているのかを在籍確認でチェックされる場合があります。

またダイレクトワンは消費者金融で貸金業法の「総量規制」に基づいた融資を行っているため、年収の3分の1以上の融資はできません。

年収とは？ですが、源泉徴収票を受け取っている方であれば「支払金額」に記載されている金額となります。

つまり、1月～12月までの収入（税金や保険料などを引かれていない金額、ボーナスを含む）を足した分が年収となり、仮に年収が360万円の方であれば、120万円まではダイレクトワンから借りられる可能性があります。

ダイレクトワンはスルガ銀行グループの消費者金融であるため、普段からスルガ銀行で給与受け取りをしている、毎月の支払いに引き落とし不備などなくスルガ銀行を利用している場合は審査が優遇される可能性があります。

これは収入を把握できるだけでなく、支出状況もクリアであることは貸し手側（ダイレクトワン）からの信用度も高くなるためです。

また、ダイレクトワンは自社のグループ（スルガ銀行グループ）内で審査が行われるため、バックに銀行を持たない大手消費者金融と比べると審査に寛容な印象も受けます。

結果、大手消費者金融よりも審査に柔軟な対応をしてくれる可能性があると考えられます。

ダイレクトワンは｢一次審査｣と｢二次審査｣に分かれています。他社では｢仮審査｣、｢本審査｣と呼ぶことがありますが基本意味は一緒です。

審査に最も重要なのが｢一次審査｣の方です。一次審査に通った場合は基本嘘の情報を記載していない限り契約自体は可能で、｢二次審査｣で落ちるという可能性はかなり低いです。

その最も重要な一次審査の方ですが、審査時間は約30分程度。返答はメールで届き、届いてしばらくすると電話が掛かってきます。

すぐに貸してくれるのかハッキリとしてくれる部分は有益です。

二次審査もこちらが書類の提出をスムーズに行えば、全行程で2時間から3時間あれば契約まで済ませる事が出来ます。

中小の消費者金融というとどうしても｢審査が甘い｣というイメージがありますが、ダイレクトワンは基本的に大手と変わりません。ただ厳し目というわけでもありません。

普通に仕事をしていて他社で借りすぎていない人は審査に通る可能性が非常に高いです。

借りすぎているという人の目安は自身の年収の1/3以上になっていないかどうかという事。

年収が300万円の人は100万円以上の契約は総量規制の関係で融資を受けることができませんが、それ以内であれば問題なく借りられます。

この年収の1/3というのは、他社のカードローン、キャッシングの限度額を指すので、借入金額自体が少なくても限度額が高ければ審査に通らないので注意。

仕事をしていれば少なくとも10万円以上の枠で借りられる可能性はかなり高いですが、信用情報の傷が多い場合は審査に通りにくくなるので注意。

• 過去5年以内に債務整理を行っている
• 3年以内にクレジットカードなどで強制解約されている
• 今現在滞納して支払っていないローンがある
• 過去２年以内に５回以上返済期限日を過ぎて返済した

こういった信用情報が傷ついている状態の人は、大手よりは審査に通る可能性はダイレクトワンの方が高いですが審査落ちの可能性も十分ありえるので注意。

ダイレクトワンの在籍確認について

在籍確認とは、その人が申し込み時に入力した会社へ本当に勤めているのか確認する作業を言うのですが、これは基本的にローン契約においての返済能力調査ということでよく行われます。

消費者金融は、勤務先に電話をすることで在籍確認をすることが多いのですが、ダイレクトワンのHPには「ご自宅及び勤務先に個人名で電話させていただく場合がございます。」とあり、必ず在籍確認の電話があるわけではありません。

万が一勤務先への在籍確認が行われた場合でも｢ダイレクトワンですがカードローンの契約の確認の為に電話しました｣とは言いません。会社の同僚や上司にバレないように配慮した電話となっています。

増額する際に受ける審査について

利用限度額を増額する際は増額用の申し込みフォームなどはなく、電話1本で増額依頼を手軽に行えます。

増額の際も新規に申し込みした時と同様に審査は必要となりますが、契約した店舗に電話を入れるだけで増額申し込みすることができます。

増額の審査は信用情報機関の情報他、ダイレクトワンの利用状況などから審査が行われていきます。

返済も滞りなくしており、ダイレクトワンから融資を受けた後、他社とローン契約をしていない人であれば、審査に通る可能性は高くなるでしょう。

ダイレクトワンのおまとめローン審査について

この「お借り換えローン」の審査ですが、他社複数の借り入れをおまとめする場合は返済能力があるのか？何社からの借り入れを借り換えするのかをチェックされます。

ダイレクトワンには他社借入を一本化できるおまとめローンとして「お借り換えローン」を取り扱っており、現在の借り入れよりも低金利で借り換えできるローンであり、消費者金融だけでなく、銀行やクレジットカードを利用している方でもおまとめすることができます。

これらは返済の見込みがないと判断される可能性があるためです。

• 現在の借り入れで滞納がある場合
• 延滞を繰り返している場合

また借り換えする状況として、他社ローンの返済が厳しい状況であるとも推測できるため、貸し倒れのリスクは懸念せざるを得ません。そのため、新規申し込みの時と比べると審査は厳しくなります。

ダイレクトワンを他の中小消費者金融と比較

ここまでをまとめると、ダイレクトワンは大手消費者金融よりも審査面だと通過する期待値が高いコトは分かりました。

しかし、それも他の中小の消費者金融と比較しても同じです。

という事でダイレクトワンと中小消費者金融だとどうなのか？中小消費者金融と比較してみました。

ダイレクトワン以外の中小消費者金融でも来店不要で即日融資や振込融資に対応してくれるところはありますが、55日の無利息期間があるのはダイレクトワンだけです。

そしてこの中でも、ダイレクトワンとセントラルはカードローンです。カードローンは限度額の範囲内なら、好きな金額を自由に借入出来ます。

また、コンビニ等の提携ATMであれば入金も出金も行うことが出来るため非常に便利です。

その他の中小の消費者金融は、フリーローンタイプなので借入する金額を振込を受ける形で融資を受け、追加融資や再利用は再度審査を受けなくてはなりません。

ダイレクトワンに合う人はこんな人！メリットとデメリット

• 大手消費者金融と変わらない条件で融資を受けられるだけでなく、初めて利用する方は55日の無利息期間があることに魅力を感じる人
• 店頭窓口がお住まいの近くにある人
• スルガ銀行を利用している人なら大手消費者金融より借りやすい可能性がある
• 在籍確認に抵抗がある人

ダイレクトワンはより良い条件で融資を受けたい方、店頭窓口が近くにある人や審査や在籍確認に不安がある人にとってはメリットがあるでしょう。

• 即日融資を受けるにはダイレクトワンの店舗か電話で申し込む必要がある
• インターネットから振込融資の依頼ができない（電話で可能）
• コンビニATMから借入・返済すると利用手数料がかかる
• インターネット返済、自動引き落とし返済ができない
• 店舗は静岡を中心とした地域に15店舗しかない

店頭窓口が近くにないことに不安を覚える人や、普段コンビニATMを利用したいと考えている人にとってはダイレクトワンを利用するメリットはありません。

ダイレクトワンから融資を受ける方法

ダイレクトワンで融資を受ける方法は、

• ローン専用のカードを利用する
• 電話にて振り込み融資をする

のいずれかとなります。

また初回の融資も同様に電話から融資を依頼するか、店頭窓口にてローン専用カードを発行してもらい、提携のATM等から借り入れするかです。

ローン専用カードを利用する場合であれば、契約完了後、郵送にて送ってもらうか、もしくはダイレクトワンの店頭窓口で契約手続きを行った後に発行してもらう必要があります。

郵送にてカードを送ってもらう場合、契約手続き完了後、～1週間程度でお手元にカードが届きますので、申し込みから融資ができるようになるまで、1～2週間はかかります。

ダイレクトワンで初回融資を受けるための最短ルート

融資を受けるための最短ルートは以下の通り。来店できるかできないかにより大きく異なります。

1. インターネットから申し込みを行う
2. 仮審査完了の連絡をメールで受ける
3. 必要書類を持参し店舗へ来店する
4. カードと契約書を受け取る
5. 店頭、またはATMを利用し出金する

この方法だと早ければ当日中の利用が可能となります。来店できない人で最も早く融資を受ける手順以下の通り。

1. インターネットから申込を行う
2. 仮審査完了の連絡をメールで受ける
3. 必要書類をスマホカメラで撮影しメールで送付
4. 当日中に契約自体が完了となる
5. 翌日郵送でカードが届く
6. カードを使いATMから出金する

こういった流れとなるので早くても翌日以降の融資となります。急ぎの人への対応で多いのが初回融資のみ振込でキャッシングに対応しあとはカードで出金するといった方法がありますが、ダイレクトワンの場合はWebで契約まで完結した後に、自宅へカードが届いてから利用できるようになります。

振込融資の場合は大手消費者金融のようにアプリ内でポチッと押すのではなく、電話で｢○○万円ほど振込お願いします｣と伝える流れになります。

ダイレクトワンはカードを使ってATMから入出金するというのが基本的なスタイルだと認識しておきましょう。

ダイレクトワンの返済方法

ダイレクトワンの返済方法は3パターン。

• ATM
• 店頭窓口
• 銀行振込

いずれかの方法で返済していきます。

ATMは提携している全国のコンビニATMを利用し返済できます。提携ATMはセブンイレブン、ファミリーマートをはじめ、E-netマークのあるコンビニATM、ゆうちょ、イオン銀行、スルガ銀行、プロミスなどで利用できます。

またATMを利用する際、ATM手数料は別途必要となります。

• 1万円以下の場合110円（税込）
• 1万円超の場合220円（税込）

店頭窓口で直接返済することも可能、ダイレクトワンの店舗は静岡県を中心に15店舗あります。

ダイレクトワン店頭窓口情報一覧

ダイレクトワン月々の返済額について

ダイレクトワンの返済額はいくらくらいか？カードローン利用者の借入額で多い、100万円以下の場合で見ていきましょう。

返済額設定は大手の消費者金融と比較しても変わりません。では他社で10万円借りた場合で比較してみましょう。

ダイレクトワンから早く融資を受けるコツ

ダイレクトワンで早く融資を受けたい、即日融資を希望するのであれば、

• 契約手続きは店頭窓口で行い、ローン専用カードを発行する
• 電話申し込みから契約完了後、電話で振込融資を依頼する

のいずれかが最短最速で融資してもらう方法です。

他の消費者金融であれば、インターネット申し込みから契約までWEB上で手続き完了、振込融資に対応していますが、ダイレクトワンの場合、

• 契約はダイレクトワンの店舗で契約する
• 契約書をダウンロード、必要事項を記入の上、FAXで送る

といった手続きに手間がかかります。また振込融資もWEB上から手続きできず、電話で依頼する必要があるなど利便性に欠けます。

※郵送でやり取りを希望した場合はカードが届くまで借り入れできません。

インターネットから手間をかけず早く借りたい方であれば、他社のカードローンを視野に入れたほうが良いでしょう。

ダイレクトワンまとめ

ダイレクトワンは審査自体も、大手消費者金融よりも通る可能性は高い印象ですが、ブラックリスト入りしている人は審査に落とされる可能性が高いカードローンです。

融資を即日で受けたい場合は来店必須で、来店できない人は翌日以降となります。

プロミスやレイクALSA、アイフルとは異なり申し込みから早ければ1時間ほどで現金を出金できるようなスピード性がないのに抵抗がある方はおすすめできませんが、大手消費者金融と遜色ない金利条件で55日の無利息期間があるのはとても魅力的です。

在籍確認についても必ず100%勤務先へ電話があるわけでなく、不安に感じられる方にとっては安心できる材料になるでしょう。

最大の利点は、審査が大手よりは通りやすいこと。カードローンタイプなので一度契約したら好きに使える事。対応しているATMも大手よりは少ないのである意味不便なところが借り入れの抑制になるということです。

大手消費者金融よりも審査に通りやすいとはいえ、大手消費者金融の審査に通らない状況というのはこれ以上新たな借入はしない方がよい状況かもしれません。

ダイレクトワンからお金を借りられたとしても借金を増やす行為であることは間違いありませんので本当に必要なのか今一度検討してみましょう。

最終的に借り入れを行う場合は、10万円以下の利用を基本とし、それ以上の融資は受けないように注意しましょう。

ヤミ金なのではという口コミもあるようですが、それは心配無用です。正規賃金事業者です、念の為会社概要を下記に記しておきたいと思います。