アイフルは他社の借入をより良い条件で1本化する「おまとめローン」というローン商品を取り扱っています。
アイフルおまとめローンは総量規制対象外ですので、すでに融資総額が年収の1/3を超えている人でもアイフルおまとめローンを利用することが出来ます。
また、消費者金融会社へローンと考えると敬遠される方もおられるでしょうが、実際は銀行並の低金利で利用可能となっているのです。
アイフルおまとめローンは貸金業法施行規則第10条の23第1項第1号または第1号の2に基づく「個人顧客の利益の保護に支障を生ずることがない契約等」に該当します。
- 月々の返済額が減り生活が楽になる
- 今契約中の金利よりも低金利化される
- 複数社に返済はせずアイフル1社だけの返済となる
- 残債が減ることで新規貸付も行ってもらうことができる
限度額 | 実質年率 | 返済期間 | 対象年齢 |
800万円まで | 3.0%~17.5% | 最長10年(1~120回) | 満20歳以上 |
口コミ総合評価 | 来店 | 申込前他社解約 | 融資時間目安 |
なしも可 | 不要 | 2日~7日程度 |
※申込は通常のキャッシングローンを申込を行い、申込完了メールに記載されているコールセンターへ「おまとめローン」として申し込みしたいという旨を伝えましょう。
アイフルおまとめローンを利用できる人とできない人
アイフルおまとめローンの利用を検討していても条件に該当していない人はアイフルおまとめローンを利用することが出来ません。
まずアイフルおまとめローンの利用条件について確認していきましょう。
- 満20歳以上である
- 仕事等により安定した収入がある
- おまとめ対象額が800万円以内である
- 他社借入が現在ある状態
利用できる条件としてはこれらに該当することが条件となります。
アイフルおまとめローンの対象となる貸付について
アイフルのおまとめローンは他社の消費者金融と異なり銀行やクレジットカードのショッピング枠もおまとめの対象として利用することが出来ます。
ただし、既に契約している銀行カードローンのほうが金利が低い場合は出来ません。
例えば既に10.0%で契約をしているカードローンがあったとします。
アイフルおまとめローンの審査で12.0%の金利でしか通らなかった場合はアイフルよりも低い金利のカードローンをアイフルに一本化することはできません。
ですので3社借入があっても借入条件によっては2社しかアイフルで一本化することができないということもあり得るます。
また、低金利なアイフルおまとめローンに借換えを行うとしても、おまとめできるローンとおまとめできないローンがあることを知っておきましょう。
同規則第10条の23第1項第1号に基づき借換えする場合は以下の条件を満たす契約となります。
借換えの対象となる債務は銀行や貸金業者からの借入債務のほか、クレジットカードのショッピング債務等です。(当社では銀行の消費性ローン債務やショッピングリボ債務などを対象として審査いたします。)
アイフル:貸金業法に基づく計画返済支援おまとめローン
- プロミス 17.8% 残債30万円
- レイクALSA 18.0% 残債20万円
- アコム 18.0% 残債10万円
- ジャパンネット銀行カードローン 18.0% 残債20万円
- 楽天カード(ショッピングリボ払い中)14.5% 残債15万円
合計95万円の借換え
- マイカーローン:残債80万円
- 住信SBIネット銀行カードローン:金利10.0%の残債50万円
合計130万円の借換え
こちらに関してはアイフルおまとめローンで借換えを行うことが出来ません。
マイカーローンはアイフルおまとめローンの対象外ですし住信SBIネット銀行カードローンは銀行カードローンですのでアイフルおまとめローンよりも低金利になる可能性が高いです。
貸付条件の金利が低金利で契約をしているためアイフル側からすれば、これを上回る貸付条件でおまとめローン契約しなくてはならないからです。
アイフルおまとめローンの金利は3.0%~17.5%の範囲で契約を行えます。
しかし、最も多く適応されている金利は12.0%~15.0%の範囲であるため、それ以下の金利は非常に審査が厳しくなります。
10.0%以下の金利で契約しているカードローンに対してはアイフルおまとめローンの審査に通る可能性は非常に低いです。
アイフルおまとめローンの審査と審査基準について
アイフルおまとめローンの審査は初回から大口の融資となるため通常のフリーキャッシングよりも厳しいです。
おまとめローンの審査を行うにあたり申請者が本当に現在その業者から借入を行っているのかを証明するための書類が必要となりますので即日融資は難しいと考えておきましょう。
現状を少しでもよく出来るという事が分かっても審査に通らなくては絵に描いた餅同然です。
アイフルおまとめローンの審査を通過するためにどういった事が審査基準となるのか知っておきましょう。
アイフルおまとめローンの審査を通過するために重要視されるポイントは以下の通りです。
年収や返済能力の安定性
年収が高いほど返済能力が高いとされていますが、それ以上に重要なのが返済能力の安定性です。
アイフルおまとめローンは大口の融資であることに加えて長期的なローンになります。
前年度の年収が800万円だったとしても翌年は200万円に下がることや離職して無職になってしまうと返済が出来なくなります。
そのため「現在の仕事を何年続けているのか?」とい勤続年数を重視する傾向にあります。
また、勤め先の会社規模が大きいほど離職率も低く収入も安定していると判断されます。
年収1,000万円の自営業1年目の人よりも年収が250万円で大手企業の勤続5年目の会社員の方がローン審査においては属性が良いと判断されます。
公務員が銀行から住宅ローンなどの融資を受けやすい理由と同じです。
アイフルおまとめローンの場合、おまとめローンの審査を通過している人の傾向を見ると少なくとも現在の職場で2年以上の勤続年数がある人の方が審査の通過率は高めです。
また、年収の平均は350万円以上で他社借り換え総額が150万円以内の人がおまとめローンの審査に通る確率が高いです。
借入金額の総額
アイフルおまとめローンは総量規制対象外となるため年収の1/3以上の借入も受けることが出来ますが500万円の年収に対し500万円以上の融資をするかというとそうではありません。
基本的に貸付は現在受けている融資の総額となるのでオーバーローンを組むことは出来ません。
おまとめローンの総量規制対象外とは現在貸付を受けている金額より一時的に年収の3分の1を超えても規制に引っ掛からないということです。
実際に借り換えを行うことが出来る金額の上限は年収の1/3~1/2程度です。
例えば以前の職場で年収が600万円で200万円ほど融資を受けている状態で転職により年収が300万円に減ってしまった場合、200万円の借り換えを行うことはできません。
他社ローンの契約金利
アイフルおまとめローンとの契約金利は平均12.0%~15.0%の人が多く、12.0%未満の金利でアイフルおまとめローンと契約を行えた方はそう多くありません。
そのため、返済能力は十分な状態で信用情報の属性も良い人でもアイフルおまとめローンの審査に落ちる事もあります。
銀行カードローンの金利は平均14.5%前後で消費者金融の金利は平均18.0%での貸付契約になっている場合が多いです。
返済能力が十分であっても銀行カードローンなど12.0%未満の金利で貸付契約を行っているカードローンがある場合はアイフルおまとめローンの審査に落ちる場合があります。
消費者金融はローンの実質年率が儲けとなるため金利を下げれば下げるほど消費者金融にメリットがありません。
そのため、低い金利で契約しているカードローンに対しては、おまとめローンの審査に落ちる可能性があるので注意しましょう。
他社ローンの返済状況
ローン業者同士に共有される情報として毎月滞りなく返済できているかの入金状況が更新されます。
通常通り返済ができている場合が問題ありませんが遅延や滞納などは「A」という記号が記載されます。
何度も遅延や滞納している方に対してカードローンの審査を通すことはありません。
アイフルおまとめローンは借金を減らすための救済措置のローンですが、もちろん営利目的で行われますので滞納や遅延を繰り返すような方に融資は行いません。
アイフルおまとめローンの審査に影響が無い目安として過去2年以内に滞納や遅延した事が3回以内であることです。
それ以上の回数の滞納や遅延があった場合は審査において致命的な問題になりうる可能性が高いため注意しましょう。
アイフルおまとめローン審査通過の事例と口コミ
アイフルおまとめローンの審査基準が大体分かっていても審査に通る自信がないという方も少なくありません。
当サイトに頂いた口コミやインターネットによる調査で集めた口コミや評判などのアイフルおまとめローン審査通過の事例をいくつかご紹介致します。
アイフルおまとめローン審査通過の口コミ
アイフルおまとめローン審査落ちの口コミ
口コミを見ると勤続年数が長く収入が安定している人の方は審査が通りやすいという傾向があります。
信用情報に関しては遅延や滞納などを毎月常習化していない限り問題ないといった意見が多かったのが印象です。
アイフルおまとめローンの必要書類と他社への完済について
アイフルおまとめローンを契約するには来店または郵送で契約を行う必要があります。
フリーキャッシングのようにインターネットで申込を終わらせそのままインターネットで契約を行うという事は出来ません。
郵送の場合はどうしても書類のやり取りで数日ほどかかってしまうため、なるべく早い段階で融資を受けたいという方は無人契約へ来店し契約を行うようにしましょう。
アイフルおまとめローンの申込はインターネットから行うことで最も早く契約完了することが出来ます。
手順は通常のフリーキャッシングの申込完了後にアイフルコールセンターに電話して「おまとめローンを利用したい」と伝えることでアイフルおまとめローンの審査がスタートします。
もし、アイフルのフリーキャッシングを利用している場合は、この時点で新規貸付が停止となります。
直近で融資が必要な場合はアイフルおまとめローン申込み前に融資を受けておきましょう。
審査が終わるまでにアイフルおまとめローンの契約に必要な書類を準備しておきましょう。
アイフルおまとめローンの契約に必要な書類
- 本人確認書類:運転免許証(運転経歴証明書)、パスポート、マイナンバーカード(顔写真あり)
- 収入証明書:給与明細書、源泉徴収票、住民税決定通知書、所得証明書、確定申告書
- 他社借入の証明書類:ATMの残高証明書、契約書等
通常と異なるのは他社借入を証明する書類を提出しなくてはならない事です。
公式サイトには記載されていませんが最も提出が楽なのがスマートフォンで残高が分かる情報をスクリーンショットで送付することです。
他社への完済はアイフルが直接借入先に振込を行う
アイフルおまとめローン契約後はアイフルが直接他社へ返済を行います。
おまとめローンの申し込み者がお金を手にすることはありません。
アイフル側と振込を行う日を決めた後、借入している各社に連絡して「この日に振込を行うから完済までの総額を教えて欲しいと」伝えます。
借入先各社に完済までの利息の日割り計算をしてもらい総額が確定したところでアイフルへ再度連絡します。
その後、各社へ申込者本人の名前でアイフルから振込が行われます。
振込が終わったあとに再度アイフルへ完済したことを証明しなくてはなりませんが、こちらも残債が0円状態のスクリーンショットを送付すれば問題ありません。
これで後はアイフルに毎月返済を行っていくのみとなります。
返済はATMからの返済ではなく口座振替の返済だと手数料が掛かりません。
アイフルおまとめローンの在籍確認について
通常のカードローンと同じようにアイフルおまとめローンでも審査の過程で在籍確認が行われます。
現在アイフルと契約中の方は「勤務先等の変更はございませんか?」と質問されるのみです。
勤務先や申込者情報に変更がない場合は変更ありませんと答えるだけで終了します。
アイフルおまとめローンと新規で契約を行う場合はカードローンと同様に在籍確認が行われます。
アイフルおまとめローンの在籍確認は基本的にカードローンの在籍確認と同じ内容となります。
早ければ十数秒程度で在籍確認は完了します。
アイフルのおまとめMAXとかりかえMAXの違いについて
アイフルのおまとめローンには「おまとめMAX」と「かりかえMAX」の2つのおまとめローンがあります。
比較内容 | かりかえMAX | おまとめMAX |
---|---|---|
実質年率 | 3.0%~17.5% | 3.0%~17.5% |
資金用途 | 他社借入金の借換えのみ | 当社及び他社借入金の借換え |
貸付対象者 | アイフルを初めてご利用される方 | アイフルを利用中の方 |
貸付金額 | 1万円~800万円 | 1万円~800万円 |
返済期間及び返済回数 | 最長10年(120回) | 最長10年(120回) |
担保・連帯保証人 | 不要 | 不要 |
アイフル「おまとめMAX」と「かりかえMAX」の違いは現在アイフルを利用しているか利用していないかの違いです。
おまとめローン商品内容は同じです。
アイフルの利用がない人は「かりかえMAX」を利用することになり、アイフルを利用中の人は「おまとめMAX」を利用するということになります。
アイフルに電話で問い合わせをしたところ、おまとめMAXを利用したいのにインターネットで間違えてアイフルかりかえMAXの申込を行ったとしても窓口は一つなので問題はないとの回答がありました。
アイフルの「おまとめMAX」と「かりかえMAX」どちらに申込を行っても同じおまとめローンである「貸金業法に基づく計画返済支援おまとめローン」であるためサービスの名前は気にする必要はありません。
アイフルおまとめローンを利用する際のメリットやデメリット
アイフルおまとめローンを利用する際のメリットやデメリットをまとめました。
総合的に言うとアイフルおまとめローンは借金を減らすための借金となります。
おまとめローンを利用することで今よりも確実に良い条件で借換えを行うことができます。
アイフルおまとめローンはメリットしかありませんが利用方法によってはデメリットになる場合があります。
アイフルおまとめローンのメリット | アイフルおまとめローンのデメリット |
---|---|
・トータルの金利が低くなる ・返済が1社だけになるため精神的な開放を得られる ・月々の返済額が低くなる | ・返済期間を長くすると返済総額が今よりも高くなる可能性がある ・新たな借入が出来なくなる |
上記のようにアイフルおまとめローンはメリットとなる面が圧倒的に多くデメリットと言えるのは返済期間が長くなることで返済総額が高くなる可能性があるということです。
アイフルおまとめローンはトータルの金利が低くなるのがメリット
例えば18.0%の金利で50万円を3社から借入していたとします。
この条件だと1ヶ月で発生する利息は約22,500円です。
30,000円返済したとしても元金は1万円も減らない状況となります。
それを12.0%で借換えができたとするとそれだけで利息が1/3も減ります
つまり1ヶ月で7,500円も利息を抑えることが出来ます。
ローンにおいて金利は低ければ低いほど返済が楽になるため、ローンを低金利にすることは早く完済したい人にとっては必要不可欠な条件です。
アイフルおまとめローンは低金利化で月々の返済額が低くなるのがメリット
低金利化するということは利息がその分減るということです。
つまり同じ返済回数であっても毎月の返済額はその分少なくなり同じ金額返済したとしても大きく元金を減らすことが出来ます。
最高で120回までの返済回数を設定できますが返済期間を8年以上にしてしまうと返済総額が借り換え前よりも増えてしまう可能性が高いため注意が必要です。
アイフルおまとめローンは返済が1社だけになるのがメリット
複数の貸金業者から借入している人は毎月ATMで出金して、また同じATMから各社に返済するストレスから解放されます。
3社から融資を受けていれば、それだけでATM手数料も高くなるため煩わしい手数料からも開放されます。
私の場合は3社だったのでいつも600円以上ATM手数料で掛かっていました。
これがなければコーヒー飲みながら優雅に帰宅できたのにといつも苦渋を舐めていましたが、口座振替になり毎月1回のこのルーチンがなくなるだけで気持ち的には非常に楽になりました。
また、カードローンの返済はリボ払いであるため完済までに掛かる期間、返済総額が非常に分かりにくくなっています。
しかし、アイフルおまとめローンは返済回数等が契約時に決まっているため完済までの道のりが見えているローンです。
1年も返済していれば何とも思わなくなりますが、最初は終わりが見えることで精神的に安心感が得られます。
アイフルおまとめローンは新たな借入が出来なくなることがデメリット
アイフルおまとめローンを利用すると新たに借入することが出来なくなります。
おまとめローン利用中はアイフルの新規貸付が停止となります。
手元のアイフルローンカードは返済のみのカードになります。
アイフルで一本化した他社は完済後に解約する決まりはありません。
しかし、その他社から新たに借入することはアイフルおまとめローンの規約違反となります。
規約違反がバレた場合はおまとめローンの強制解約となる可能性もあります。
おまとめローンを強制解約された場合、残債を一括請求されたという事例もあるので、アイフルおまとめローンの利用中は他社からの借入は行ってはいけません。
※申込は通常のキャッシングローンを申込を行い、申込完了メールに記載されているコールセンターへ「おまとめローン」として申し込みしたいという旨を伝えましょう。