イオン銀行は言わずと知れたイオングループの銀行です。カードローンの取り扱いも行っており、銀行カードローンの中でも低い金利が人気のカードローンです。
即日融資に対応しておらず、1週間から2週間程度融資まで時間がかかる点がネックではありますが、いざという時に必要な分だけ融資を受けることができるため便利で心強い存在です。
実質年率 | 貸付限度額 | 保証人 | 担保 |
年3.80%~13.80% | 800万円 | 不要 | 不要 |
口座開設 | アプリATM出金 | 無利息期間 | カードレス利用 |
不要 | 非対応 | なし | 不可 |
イオン銀行カードローンを現在利用中の方30名にインターネットでアンケート調査を行いました。
- イオンで買い物よくするから 8名
- イオン銀行の口座を持っているから 14名
- インターネットで知った 3名
- 金利が低かったから 4名
- いざという時に便利そうだから 1名
利用の決め手になった理由で多かったのが、イオン銀行の口座を既に持たれていた方が半数程度。
金利等の貸付条件で選ばれた方も多かったのですが、他社と異なりすぐに現金が必要であるという人は少ない印象です。
イオン銀行は貸付条件はよいですが、2点ほど人によってはデメリットに感じる部分があります。
1つ目は、融資までに他社よりも時間が掛かります。契約さえ出来てしまえば、どのカードローンもすぐに融資を受けることが出来るものの初回融資を急いでいる人は今すぐお金を借りる方法を参考にしてください。
2つ目は、契約後のカードが佐川急便から「受取人確認サポート」というシステムで自宅へ届きます。これは送り状に記載された受取人の住所と名前を運転免許証等で受取人と申込み者が同一人物かを確認して配達するもので、つまりカードを受け取るのに自宅で本人確認が再度あります。
自宅以外の場所への配達は避けることが出来ず、配達場所や時間の指定も出来ませんので人によってはお困りになるかもしれません。
イオン銀行カードローンの申し込み方法
イオン銀行カードローンは、どちらかと言うと今すぐお金を借りたい方ではなく、いざという時に融資を受ける状態にしておきたいといった方に向いています。
貸付の最大の金額は800万円までの融資に対応しており、金利は最低が3.80%で最高でも13.80%となっているため、他社よりも低い金利で契約を行えます。
この条件で融資を受けたいという方は、以下を読みすすめてみてください。
申込方法について
申込方法はパソコンやスマホで24時間好きな時に申込出来ますが、申し込み条件を満たしていない方は利用することが出来ません。
- 日本国内に居住している方、外国籍の方については永住許可を受けている方。
- ご契約時の年齢が満20歳以上、満65歳未満の方。
- ご本人に安定かつ継続した収入の見込める方※
- 保証会社であるイオンクレジットサービス(株)、またはオリックス・クレジット(株)の保証を受けられる方。
※パート、アルバイト、自営業者、専業主婦(夫)の方もOK!学生は利用できません。
これらの条件をすべて満たす方は利用することが出来ます。年収等の制限はないため、パートやアルバイトをしている方であっても年齢さえ満たしていれば利用することが出来ます。
他銀行と異なるのは専業主婦の方でも利用可能であることで、配偶者の同意は不要となっているため、配偶者の方に知られずに利用できます。
この場合は、限度額が50万円まで利用することが出来ます。
- パソコンから申込
- スマートフォンから申込
申込方法は基本的にインターネットから申込のみとなります。
イオン銀行の普通預金口座の有無による違い
イオン銀行カードローンは、預金口座を持っている方はキャッシュカード兼ローンカードとして利用できるため、持っている方のほうが契約においても利用においても便利です。
イオン銀行の現在持っているキャッシュカードにローン機能が付くため、審査完了後すぐにATMから出金することができるようになります。
口座がない方はローン専用カードの到着を待たなければならない為、審査完了後から1週間程度、契約はしているが融資を受けられない期間があります。
イオン銀行の口座へインターネットからログインすればカードローンの借り入れ返済の管理も同画面上にて行うことが出来るため非常に便利です。
普通預金口座を持っておりキャッシュカードではなくローン専用カードを希望される方に限り、到着を待たずに振込融資を1回のみ受けることが出来ます。
こちらはイオン銀行のみではなく、他銀行でも振込先に指定できます。
家賃や、光熱費などの引き落としで残金が足りない場合、自動的に融資を行い引き落としを滞りなく引き落としすることができる機能です。
イオン銀行カードローンは、口座を既に持たれている方にとって、手続きや融資、便利な機能を利用できるなどサービスが充実していますが、口座がない方はこれら全ての機能を使うことが出来ないため、すぐに融資というわけにはいきません。
申し込みに必要な書類
インターネットで申込後、書類送付が必要となります。スマートフォンで撮影した写真データを送付する形で、FAXや郵送で送付する必要はありません。
- 運転免許証
- 健康保険証
- マイナンバーカード
- パスポート
これらのうち2点ほど提出が必要となります。また、審査によっては別途書類の提出が必要となることがあります。(例:住民票の写し)
また、審査によっては収入証明書の提出が必要となることがあります。
- 源泉徴収票(前年度)
- 給与明細書(直近2ヶ月分)
- 直近の住民税決定通知書
これらの書類は、融資希望額が50万円を超える金額、仕事をしてまだ期間が短いなどの理由により提出を求められる事があります。
イオン銀行カードローンの審査について
申込条件をすべて満たしている方は誰でも利用できるわけではありません。利用するにあたり所定の審査が行われ、審査通過した方がカードローン契約を行うことが出来ます。
イオン銀行カードローンは、金利条件が良い分審査は厳しめといったところです。審査はイオン銀行も行いますが、主に行うのは保証会社となります。
保証会社は2社あり、イオンクレジットサービス(株)とオリックス・クレジット(株)です。これらどちらかが保証するという判断を下せば審査は完了となり契約になります。
銀行カードローンは消費者金融と異なり、無担保・無保証人で利用できますが保証会社の保証が必要です。この保証会社の役割は利用者が返済ができなくなった場合、代わりに完済(代位弁済)を行います。
銀行カードローンは、保証会社へ保証料を払う事で成り立っているローンであり、イオン銀行カードローンも例外ではありません。
この保証会社は基本的に「貸金業者」が行っているため、審査基準があります。
イオン銀行カードローンの審査基準について
申し込み基準にありますが、安定した収入がある方というのは、仕事などをしており毎月給料が定期的に入ってくる人の事を言います。
安定的な収入が入ってくるという事は返済能力があると判断されます。
返済能力の審査について
返済能力について重要な項目は以下です。
- 年収はどの程度の金額か?
- 毎月の手取りはいくらになるのか?
- 家賃等で固定費はどの程度かかっているのか?
- 今の会社へ何年勤めているのか?
- 会社規模はどの程度か?離職率は高いのか?
このような数値がスコアリングされ、限度額いくらまでなら融資を行うことが出来るのかという金額が算出されます。
例えば、大手上場企業へ2年目の年収400万円の20代の方と年収が1,000万円の自営業1年目の方だと前者の方が高い限度額が設定されます。
年収の高さよりも重要なのが返済を長期にわたり安定して返せる能力を持つ方です。イオン銀行の場合は、希望金額が100万円とした場合、仮に50万円までなら融資可能と判定されたとしても、審査落ちとなります。
審査に自信がない方は、必要最低限の融資額を希望するようにしましょう。
また、イオン銀行カードローンは自主的な総量規制を導入しており、年収の1/3~1/2以上の融資を受けることはできません。
信用能力の審査について
返済能力が十分だったとしても他社ローンに対し、何らかの金融事故を起こしている方は審査に通りにくくなります。
- 他社でカードローンで年収の1/3以上の貸付を受けている
- 6ヶ月以内に4社以上のローン申し込みを行った
- 過去5年以内に債務整理を行った
- クレジットカード等で強制解約を受けた事がある
- 過去にイオンクレジットかオリックス・クレジットを相手に金融事故を起こした
こういった方は、信用情報に傷がある状態であるため、返済能力が十分であったとしても審査に通りにくくなります。
信用情報というものは残債が減る、時間が経過するなどなどにより回復しますが、過去に保証会社となるイオンクレジットかオリックス・クレジットを相手に債務整理等を行った場合は審査に通ることはありません。
2社ともというケースは稀だと思いますが、思い当たる方は諦めて別のカードローンを選ぶようにしましょう。